プライバシーのない長時間在宅介護、燃え尽きないコツとは?

休憩時間が保証されない在宅介護ヘルパー

近年介護の人手不足が問題となっていますが、これには労働環境や条件の悪さも大いに関係しているかと思います。休憩時間がきっちり取れない、朝早くから夜遅くまでの仕事、その割にはお給料が安い、などなど。ここでは主に私が5年以上続けている、重度障害者の方を対象とした在宅ヘルパー(重度訪問介護)での経験をもとにお話ししたいと思います。特に大きな問題は、8時間なり10時間なりの勤務時間の間に休憩時間がまったく取れない現場が多いということではないかと思います。自分のプライバシーが確保できず、利用者の方の指示にいつも従える体勢でいなくてはならないということには大きなストレスが伴う場合があります。

過剰奉仕をしていませんか?境界線を確保しましょう!

制度を変えるには時間がかかるものです。自分の出来る範囲で、その仕組みの中で燃え尽きないコツをつかむのがどんな仕事でも重要ではないでしょうか。ヘルパーというと利用者の方のお世話をするのが職務なわけですが、どこかに、無理をしすぎていないか、過剰な奉仕をしていないかいう視点を持つことも、相手への優しさと同時に大切なことです。相手の要求や、指示にばかり長時間注意を向けていると人間はストレスを感じます。これはとても自然なことであなたに優しさや、ヘルパーの資質がないわけではありません。そんな時はトイレ、別室などで一人になって自分の感覚や呼吸に注意を移してみましょう。イライラしているのなら、それを否定せずに、深い呼吸とともにそれをしばらく感じてみましょう。何度かそうしていると気持ちも落ち着いてきます。このような方法で、自分なりの「境界線」をつくると気分はリフレッシュします。

相手も自分もハッピーになれる介護を!

介護というと、自分を殺して、相手を支えるというようなイメージも存在しています。もちろん、場合に応じてそういう気持ちも必要となる時もあるかもしれません。しかし、それを続けると確実に人は燃え尽きてしまうものです。そして、我慢に我慢を重ねているとどこかでぷつんとその糸が切れて相手に暴言をはいてしまったりするケースもあります。そういった大きなアクシデントにつながらないため、境界線を確保する、自分の感情をしっかり感じる、という態度を持つことは大きな助けになるでしょう。そして、すべて一人で背負い込まずに、介護事業所の担当者に気軽に悩みを相談するのも大切です。その他にも相談できる場所はたくさんあります。どうか、一人の時間を確保しつつ、かつ一人ですべてを背負い込まずに、ハッピーな介護をこころがけてくださいね!

介護に就職しようと思ったら介護初任者研修の資格が必要になります。その資格があれば施設や病院、訪問介護など幅広い分野で活躍できます。